喧噪は幻想。そして少し驚く?

 本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

このところ毎朝ですが、今日も朝から大快晴。昨日も結構暑かったですが、今日もまた暑くなりそうです。もう一部、ゴールデン・ウィークに入ってますが、 (ですよね。) まさに絶好の行楽日和が続いています。皆様、お出かけの際に少〜し、時間がおありのようでしたら、お暇つぶしにでもご来店下さいませ。よろしくお願いいたします。

そんな好天とは全く裏腹に、当店は連日の土砂降り?状態。この数日間、終始静寂につつまれている。昨日も、もうお話にもシャレにもならない1日だった。前の通りを道行く人は皆無。繁華街の凄まじい人出と喧噪とはまさに正反対で、まるで取り残された異空間、もしくは異次元のようだ。 (ちょっとオーバーか。でもここも一応は街中〈いや町中か〉 ではあるのだが。) もっとも、店の集客は人通り云々だけでは、もちろんなく、要はまだまだ店の力や認知度がないことが主な要因だ。この立地だからこそ品揃えはじめ、一層の営業努力や工夫が必要なのだ。もっともらしい事を書いているが、自分の怠慢を戒めながら、やっていこうと思う。自分のためばかりでなく、ご支援、応援頂いてる方々、なにより足をお運び頂いてるお客様のためにも。
(少なくとも店でうつらうつらしないようにしなくちゃな・・・。 <そのレベルかい!> )

そんな中でも、昨日もご来店頂きました皆様、ありがとうございました。

昨日から木屋町の元・立誠小学校で「第1回京都ふるどうぐ市」が開かれています。
古道具、骨董品中心に飲食店など色々なお店さんが出店されています。そして古本屋さんも数店、出店されています。とても楽しい催しのようです。昨日行かれたお客様にお聞きしたのですが、かなり盛況だったとの事です。(行きたいなぁ。楽しそうだなぁ。)
引き続き本日も10時から16時まで行われています。(入場料300円)

また大阪では四天王寺で恒例の「春の大古本祭り」の真っ最中。世間ではあちこちで楽しいイベントが目白押しです。どうぞ、皆々様、僕の分まで楽しんできてください。 (悲しすぎますか? でも、もうすぐ5/1からは岡崎のみやこめっせで古書大即売会だ。これには初日になんとしても行くのです。ー勝手で申し訳ないですが、5/1は当店の営業時間、変更させて頂きます。後日、お知らせいたします。−)

そして昨日は閉店後、またも速攻で店を出て、まずは新刊書店に駆けつける。やはり気になってた 「20世紀エディトリアル・オデッセイ:時代を創った雑誌たち/赤田祐一ばるぼら」 (誠文堂新光社) を思いきって購入する。今の僕にとっては安くはない値段だが、かなりマイナーなものも含め、興味深い雑誌を多数取り上げたこの本は読み物としても資料としても楽しく貴重なものだ。この本自体の造りもとても楽しい。ほんの数号しか出ず、人知れず消えていった雑誌も多々あるが、やはり雑誌は色々なものが反映されていて面白い。

さらにタワレコで雑誌「ブルース&ソウル・レコーズ」の最新号も誘惑に贖いきれず、購入。以前は毎号買っていたこの雑誌も、最近はたまに買うくらい。しかし、今号は、このところ再評価?も著しいマイク・ブルームフィールドとミーターズの特集がある。どちらも僕のフェィバリット・ミュージシャン。買わずにいられない。店の売り上げのことなど、棚に上げ買ってしまう。 (まったく何かにつけて駄目なオッサンである。)

そして、さらにさらにタワレコの階下の「ブ」に。
さて、ここからが今日のブログの本番です。 (今までのは何?)

昨年秋ころから地殻変動が起こり?個人的には以前ほど目ぼしいものを見つけられない「ブ」だったが昨日は、最近では珍しく 「おやっ。」と思う1冊の本が目に入った。激レアと言うほどでもないが、あまり見かけない、ある音楽雑誌の増刊号だ。
発売当時の定価は1300円。(それなりに高かったんだ。) そこそこの値段なら買いだと思い価格を確認。 「ふんふん。(500円か。悪くはないな。)」 「ん、あれ? いや。」 「ええっ!」 「ああっ!」 「なにぃ!!」という流れで、 (すべて僕ひとりの心の中の言葉です。) よく見ると一桁違ったのだ! 「ごっ、ごっ、ごせん・・・!」だった。確かに昨年来、「ブ」の本の売価は全体的に上がっている。(と思う) ものによっては高騰と言ってもよいものも少なくない。新刊間もないものはせいぜい1割5分か2割引き程度だ。それにしても、まだ、元の定価を大きく上回る所謂、古書価、プレミア価格がついたものはほとんど見受けられなかった。(あるにはあったのだろうけど。) また、それらのプレミア価格になるようなものは、最近ではほとんど店頭では見受けられなかった。(以前はちょくちょくあって、いつも有難く買わせて頂いていたのだが。もちろん普通か激安の価格で。)

しかし、少し驚き、動揺しながら、再確認する。縦横斜め、どこから何度どう見ても、やはり間違いない。さてはラベラーで価格を打ち間違えたかとも思ったが、店員さんに尋ねる勇気?もない。それは何よりその商品が、他のものと違い、きっちりとセロファンでくるまれて保護されていたことからも、高額アイテムとされていることが伺えたからである。

う〜ん。『ここは確かに「ブ」だよなぁ? 「ヨゾラ舎」じゃないよな。』 「ヨゾラ舎みたいな価格だな。」などと思いながら、−ちなみにここは一応面白くするために挿入しています。実際の当店には、多少のプレミア価格のものもございますが、基本的には、まずます適切な??価格ですので、ご理解、ご了承下さいませ。−

もっともこの本に関しては、あながち酔狂な(失礼) 価格ではないとも思うし、なにより他店さんの値付けに対しどうのこうの言うつもりも毛頭ないのですが、ただただ少し驚いたばかりです。 この商品はそっと棚に戻し、店内を回ると、昨日は他にも目ぼしいものがチラホラと。(どれも価格はそれなりに、しっかりついてます。) 結局厳選し、最近にしては大量の計8冊を購入。

乏しい当店の売り上げを全く省みず、あれこれ買い込んで、すっからかんになり帰宅する。 (完全なアホである・・・。)

ああっ、今日も絶望的なヒマにまかせて!、気がつけば世間の皆様にはまるで関係ない事を延々書いてしまった。またしても長尺になってしまった・・・。

昨日に続き、今日もひとり淋しく黙々とCDを補充しよう。 (もう一度、悲しすぎますか?)

PS:それにしても上記の「ブ」さん、ヤフーと資本・業務提携して最大約100億円!の出資を受けるって・・・! すごい話である。広大な倉庫・管理の物流センターか。やはりもう古本云々と言う話じゃないよね。