続いてほしい青空だけど・・・。

本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

今日は、午前9時すぎの現在、まだ快晴までとはいかないものの、青空が戻ってきております。残念ながら、この晴天は長続きしないようで、午後からは、早くも曇ってくるようです。(そして明日からは、またしばらく雨模様・・・。)せめて日中くらいは、少しでも晴れ間と陽射しが続いてくれるとよいのですが。

皆様、休日の一日、晴れ間のあるうちに春の都の散策やお買い物を楽しまれたあとにでも、もしも、お近くまでお越しになられましたら、よろしければ、お立ち寄りくださいませ。少しばかりでも、本やCD、レコードなどなどご覧いただければと思います。本日もよろしくお願いいたします。

昨日もすっきりとした晴れとはなりませんでしたが、まずまず安定したお天気でした。桜全盛のシーズンはもう過ぎてはいますが、まだまだ春の観光シーズン、昨日は東京からお越しの方はじめ、ご遠方から方々にもお越しいただきました。ご来店いただきました皆様にはあらためて御礼申しあげます。

正午すぎに通りかかりに見つけていただきお立ち寄りいただきました方が2名様、以前ご来店いただいており、再訪して下さった東京からの方は昨日は奥様と。土曜日にサックスのレッスンに通われる際に、もう何度もお立ち寄りいただいております方、よくご来店いただいております舞鶴からの本のお好きなご夫妻、一度ご来店いただいておりますDEADのお好きな方、いつもレコード、本をご覧いただいてます、音楽、本のお好きなご友人同士のお二方、東京から京都のイベントにお越しの際に、何度もお立ち寄りいただいてますご夫妻、今回は開催中の「PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭」のイベントなどにお越しの際に。そして、ジャズがお好きで、レコードをお集めになられている方が先週に続いてお越しくださいました。

皆様、ご来店いただき、そして色々とお話させていただき、ありがとうございました。皆様にご協力いただき、昨日は良い一日を過ごさせていただきました。

お客様にお話をお伺いしていると、やはり年度末から新年度で、あるいはご家族が新学年、新生活を迎えられ、このところ何かとお忙しくお過ごしだった方が多くいらっしゃるようです。僕もかつて学生時代や会社員時代はそうでしたが、自営でも、一応3月に確定申告を終えると一区切りとは考えられるものの、そう明確な区切りがあるわけでもなく、(もっともそれは、僕の場合だけかもしれませんが。)今はさほどメリハリなく、日々変わらぬ状況のなかで過ごしており、そんななかで、ついマンネリになったり、惰性で一日を終えたりすることも結構あったりします!? もちろん店の現状を鑑みると、とてもそんなに悠長に過ごしているわけにはいかず、たとえ、変化のない日々のなかでも、先を見越して、もっとヴィジョンをしっかりと持ち、やるべきことを計画的にやっていかなければならないのでしょう。こんなちっぽけな店でも、自分一人の個人経営だからこそ、そこはより一層しっかりとわきまえておかなければならないと思います。それが出来ておらず、時に流され、ただ日々をやり過ごしてきたことが今の苦境に陥っている(大きな)原因なのです。やはり、世の中そう甘くはないですね。(いい齢して、今さら言うことでもないですが・・・。)

とかなんとか、思ったりする春の一日でした。(「なんのこっちゃ、それで具体的にどうしまんねん?」「さあ、そこやがな。」「・・・。まず、それきちんと把握せんと・・・。」)

閉店後、少し気になる新刊が出ているはずなので、ジュンク堂四条店に駆けつける。それら新刊を色々と見てから、実は昨日はずっと胃が激しく痛んでいたので、夜は立ちそば屋でさっと夕食をすませ、帰宅。

早めに横になり、少し本を読み、Hちゃんと電話であれこれと話してから就寝。しばらく病院へ行っておらず(先生、すみません。)、またぞろ体のあちこちが傷んできている。何かにつけ後手後手に回っているのは、今に始まったことではないが、よくないスパイラルなので、もっときちんと対処していかなければ、先はない。と、ぼんやり考えつつ眠る。(あれこれ細かいことをチマチマと考えすぎて、ストレスで胃が痛んでいると言う説もあります・・・。)


今日は、その後。より一層晴れてきており、昼下がりの今は春らしい穏やかなお天気となっております。

ところが、店はあれこれ、チマチマといらないことを考えざるを得ないほど?閑散とした状況が続いております。(まあ、そんな時間あれば、色々と作業せえよ、という話ではありますが。)

まだ、少しは良好なお天気が続きそうです。皆様、「せっかくの貴重な晴れなのに、古本屋なんかに!」とかお思いかと存じますが(それは、ごもっともですが。)、もしも、よろしければ、散策の途中やお帰りの際にでも、少しばかりでも覗いてやっていただければ幸いです。

ヨゾラ舎、今日も19時まで営業いたしております。まだまだご来店お待ちいたしております。


今日は「ラヴ・ゼネレーション早川義夫」三態

「ぼくは本屋のおやじさん」(晶文社ちくま文庫)や「たましいの場所」(晶文社ちくま文庫)などなどの著作でもお馴染みの、ミュージシャン、早川義夫さんの最初のエッセイ集(初回刊行は1972年)。その内容はもとより、林静一さんの表紙絵も素晴らしいこの一冊は、当店でも文庫が入荷するたびに売れている名著です。(もう残り一冊です。)上記は初版、文庫、新装復刊の3種です。

 上 文庫版 シンコーミュージック 1992年刊 (文庫化にあたり一章、増補され、中川五郎さんによる文庫解説が収録されています。当店在庫分は帯欠けです。)
 下右 初版 自由国民社 1972年 元本です。ビニカバ、帯付。それなりの経年劣化とページ中割れがあります。
 下左 増補新装版 文遊社 2011年刊 単行本化初のエッセイ7作と未公開写真が追加されています。JOJO広重さんの解説も収録されています。現在、新刊で入手可能なものです。帯付、ポストカード付)

 それぞれに趣がありますが、装丁は個人的には文庫版が一番鮮烈かと思います。文章には初期の早川さんの衝動、心情がストレートに著わされています。数ある近年の著作もどれも良いですが、ロングセラーとなっている「ぼくは本屋のおやじさん」とともに、この「ラヴ・ゼネレーション」もぜひ読んでいただきたい作品です。