やっぱり定番はいい?

 今日は昼食を食べてから店へ。その前に、少し(いや、かなり)食べすぎてしまったので、腹ごなしに(?)ジュンク堂四条店に。雑誌「ギターマガジン」の新しい号を見る。以前はずっと買っていたのだが、もう、かなり前から買っていない。一応、手にとっては見るが、ざっと見るだけだ。(発売元さん、すみません。)基本的には、若者向けの雑誌だが、毎回おっさんのツボをついた特集や記事がある。

 
考えてみれば、所謂、ギター・ヒーロー、スーパー・ギタリスト(まあ、なかなか曖昧な定義と安直なネーミングではあるな。)と言われているアーティストは、どのジャンルも、すでにこの世にいないか、いまやかなりの高齢のである場合が少なくないので、若者だけでなく、むしろ、おっさんが食いつくほうが多いのかもしれない。(なにしろギターマガジンも先月がクラプトンで今月はキース・リチャーズが表紙だものな。しかし、雑誌が続々と廃刊になるなか、この雑誌は頑張っているとは思う。)

CDにしても特に洋楽は、明らかにおっさん狙いの高額なボックス・セットや再三、出直す紙ジャケット仕様やリマスター物、重箱の隅をつつくような発掘音源や復刻盤のオンパレードだ。まあ、新録物の低迷や、若者のCD他のパッケージ離れなど様々な要因によりレコード・メーカー(いまだにこの名称でいいのか?)にすれば、お金に少しは余裕があり、多分にコレクター気質も持ちあわせているおっさんをターゲットにすることは至極、まっとうな事かもしれないが。

それにしても、今やお金に全く余裕のないおっさんである僕にとっては、「もう、え〜かげんにしてくれ!」感のあるものも多いが(ディランの43作品、またもや紙ジャケでリマスターで発売!しかも究極の?完全復刻の紙ジャケ!!うーん、全部買うと10万近くか・・・。無理だ。そもそも全部買う必要ないと言えばそれまでだが、この世界?にはそうした常識は通用しない。オール・オア・ナッシングだ。良識や節度ある人間は、けっして足を踏み入れてはならない。近づいてはいけない。楽しすぎる世界だ??)なかには、内容的にも物としての魅力ある物もあるから、始末が悪い。

ともあれ、今はもう一度、ずっと聴いてきたアーティストの好きなアルバムを聴きなおしていこうと思う。もう高額アイテムなどには手がでなくなってきた負け惜しみでもあるのだが、当たり前だが(特に永らく)普通に流通してるアルバムで充分楽しめると思う。僕も大人になったのだな。(この齢にしてやっとか。普通の人より30年以上、遅かったな!)

おっ!マイルスの未発表音源含むフィルモアのライヴ4枚組が出るぞ!3月か、チェックしておかねば!・・・。やはり、成長してないようである・・・。

ヨゾラ舎では、本も音楽アイテムも定番から、ちょっとレア物まで取り揃えていきたいと思います。ぼちぼちお待ちいただければ幸いです。
よろしくお願いします。