体力、気力、集中力&MORE

 本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

今日も朝から気持ちの良い快晴。桜はだいぶん散ってしまいましたが、春真っ盛りです。皆様、お花見や歓迎会などで慌ただしくお過ごしかと思いますが、ちょっとしたひと休みにでもお立ち寄り頂き、ごゆるりとお過ごし頂きましたらと思います。
よろしくお願いいたします。

さて、昨日は少し躊躇したものの、疲れが残るまま京橋の「ツイン21古本フェア」に。以前はいつも初日に駆けつけ、色々と収穫があったこの催しも(他の催しもだが。) ここしばらく行ってなかった。気分転換とストレス解消?と仕入??を兼ねて出かけた。

すでに土、日を挟んで3日目で平日の昼下がりと言うこともあり、さすがに来客は少なめ。まあ、初日のやや緊迫した感じとは異なり、ゆっくりと穏やかに見て回れる。
しかし、そこそこの規模で本の数も多く、情けないが途中からバテてくる。一応、すべての棚をくまなく見てまわらなければ気のすまない性格なのだが、どうもいけない。

古本市、レコード・フェアに限らずイベントやライヴに参加するには、体力、気力、集中力そして経済力(今の僕にはここが一番欠けている!) が必要だ。(他にも執念など、ややこしい要素もあるけど。) 昨日の(いや今の) 僕にはいずれも希薄だった。何とかひと通りは見たものの結局、数冊買っただけであった。まあ、それでも買えただけ良かったし、色々な本を見れるのはやはり楽しいものだ。(日頃、自分の店や新刊書店などで、ずっと本見てるのにね。) ちなみにこのフェアは13日まで開催されてます。まだまだ良い本、面白い本たくさんありましたよ。

しかし、一応商売として店を始めた今は、以前よりやはり(特に自分の店にあるものや類似の本などの) 価格には敏感になっている。あまりそこばかりに目がいくのもどうかとは思うが、本に対する純粋さより商品として見る事を優先するのは、いたしかたないことなのだろう。(か?)

では、途中で一句、(やっぱりいきますか?)

 「勇んで出かけてみたものの 居並ぶ本を前にして 敢えなく退散春の陣」

もうひとつ、(NO MORE!)

 「買いたい本は数あれど 懐さびしき我が身なり 行きつ戻りつ迷いつつ
 3冊だけをそっと出し」

ツイン21を退散?後、今までなら梅田などに行き豪遊してから!(と言っても行くのは本屋とCD屋と喫茶店だが) 戻るのだが、この日は、まっすぐ京都に戻る。京阪で出町柳まで戻り、そこから歩いて、いつもお世話になっている善行堂さんに。

昨日もブログでもとりあげて頂いており、いつも応援して頂いてます。またも色々とお話頂き、励まして頂きました。本当にありがとうございます。今のところ何ひとつお返しできていないのですが、なんとか店を維持しやり続けていく事でご厚意にお答えしたいと思います。ご心配おかけしますが、当ブログ共々笑って頂き、今後ともよろしくお願いいたします。新刊を買わせて頂き、夕刻の今出川通りを西へ。

それにしても、新学期が始まり(てます?) 、新入生も入ったためか、百万遍の京大界隈は、かなりの賑わい。色々なお店があるがどこもお客さんが多い。お店の繁盛はまずは、お店の経営努力によるものだが、やはり地の利も重要だ。今の店に決めてから解ってはいたものの、(京都の数ある通りの中で無名度は下から数えて4番目、人通りの少なさは、これも下から7番目。これは以前のネタに少しプラスしたもので、たんなるギャグですが、ちょっとありかもと思って頂いてもよいかも。) いざ始めるとあらためて実感させられている。他のところの人出を見るにつけ痛感する次第だ。

しかし通りのせいばかりにしてはいられない。とにかく、店にお越し頂けるだけの力をつけるしかないだろう。(もちろん、通販と言う飛び道具?も駆使しなければならないだろうが。) 決意だけはいっちょ前に固めるものの実行力が伴わない僕は、相変わら通る人もいない穏やかすぎる店の前を見ながら思うのであった。(あかんやん!)    

では、とどめの一句、(えっ!!!)

と思いましたが、明日にとっておきます。代わりにおまけの一句、

「さらに一句と思ったものの 明日にとっとくセコいやつ」

(嗚呼!)