Forever Young!

 本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

昨日に続き、今日も爽やかな大快晴。まさに春真っ只中!歩きや自転車での京都探索には絶好の日和です。名勝や有名観光スポットを巡った後に、ちょっと横道に入り、おかしな店でも覗いてみるのはいかがでしょう。(話の小ネタくらいにはなるかもしれません。) お近くにお越しの際は、お立ち寄りくださいませ。よろしくお願いいたします。

さて、昨日は月4週目の平日にしては、開店直後から多くのお客様にお越し頂き、」驚きました。(いや、驚いてどうする。) 皆様、本当にありがとうございました。

まずはレティシア書房さん。もう何度もお越し頂き、色々お話して頂きありがとうございます。そして、現在40周年!のライヴがずっと行われている、名ライヴハウス磔磔さんでの撮影のお仕事で東京から来られている方にお越し頂きました。(以前にも同じお仕事で滞在されている方にもお越し頂いています。) 東京の古本屋のお話をお聞きしたり、京都の楽器店のお話をさせて頂いたり。まだ、しばらく京都に滞在されるとのこと。どうか京都の色々なお店をお楽しみ下さい。よろしければ、また当店にもお立ち寄りくださいませ。

その後もHiFiCafeさんでご紹介頂いた方、善行堂さんのブログをご覧頂いた方、再訪頂いた方々にお越し頂き、珍しく賑わい(と言うほどでもないですが。)のある1日でした。

とりわけ、開店後すぐに、いつもお立ち寄り頂いてますご近所のご年輩の方に覗いて頂き、お話を聞かせて頂きました。戦前戦後の探偵小説や出版状況、さらに京都の古本屋さんの事などなど。(当時は丸太町通りに本当にたくさんの古本屋さんがあり、それぞれに繁盛した時期があったのですね。) いつも色々とお話聞かせて頂くのですが、本などで読んだりして多少知っている事でも、実際に当時に目の当たりにして、また体験されている方のお話は本当に興味深く、面白いのです。

そして夕方ころお越し頂いた、初めてご来店頂いたお客様にも楽しいお話を聞かせて頂きました。なんと、あのJ・J氏、植草甚一さんとご交流のあった方で、J・Jおじさんの在りし日のお話を色々お話頂きました。(久保田二郎氏などのお話も) 面白すぎます!凄すぎます!楽しすぎます!植草さんと交流のあった方から直接お話を聞かせて頂くのは初めてだったので、こちらも本当に興味深いお話ばかりでした。

皆様、色々と貴重な、楽しいお話を聞かせて頂きありがとうございました。
実店舗をやっていると、物の売り買いだけでなく、こうしてお客様にお話を聞かせて頂いたり、また、お話させて頂いたりという機会が得られる点はよいところのひとつではあると思います。 (お客様のとりましては、僕のおしゃべりは迷惑かもしれませんが? また静かに本をお選びの方には申し訳ありません。すみません。) 

さて、昨日でわが敬愛するディラン先生の大阪公演も終了。これで今回のジャパン・ツアーの全公演が無事終了となった。結局、今回は行けなかった(行かなかった) わけだが、相変わらず精力的に、日々プレイし続ける先生のこと、きっとずっと元気で、また来てくれることを願うのみです。(まあ、いくら何でもポールのように半年後と言うことはないだろうけど。) 今回は近年のアルバムからの曲を中心にしたセットリストで、今なお現役バリバリの最新型のライヴだったようで、まさに「DYLANがROCK」そのものだ。(どこかの「世界最高のロックンロール・バンドだった」某バンドとは、根本的に違うのだ。でも、あまり批判はやめておこう。この某バンドも以前は本当に大好きでライブも何度も行ったし、いまだに好きなアルバムもたくさんある。まあ、それだけに・・・なのだが。)

今日はずっと、先日買ったディランの(初の神、じゃなくて紙ジャケ化、2013年デジタル・リマスター)「武道館」を聴いている。1978年の初来日時のライヴ。僕も武道館ではないが、大阪の松下電器体育館での2日目(1978年2月25日)のライヴに行った。当時、四国の片田舎の青臭い高校生だった僕は、実ははその時はディランのことは、ほとんどまともに聴いたことなく、また、よくわからなかった(僕はイギリスやアメリカのブルース・ロックなどにかぶれていた時だった)。 当時の日本ではまだ「フォークの神様」扱いだったのだが、「神様が初来日する!とにかく行って見て(聴いて) おかなければ!」と言う衝動だけで駆けつけた。(今では考えられないが当時は田舎の高校生が一人で大阪までライヴに行くと言うのは、なかなかのチャレンジだったのです。今とは隔世の感がありますが。) もちろん、その時のディランは所謂フォークとかでは全然なく、もうただただ、カッコ良かったのである。

もう、あれから36年もたったのか・・・。(うっ、齢がばれたな。まあいいけど。)聴きながらやはり思わず感傷的になる。そしてこの時のサウンド、演奏についいて今また新たに思う事も多々ある。しかし、それを書いていると先日の最長ブログをはるかに超える長さになってしまう。少しは?店の仕事もしなければならないので!?今日はこれまでにしておきます。

それにして途中、聴かなかった時期もあったが、今だに聴き続け、そしてこれからもずっとずっと聴き続けるであろうMr.D(いろんな呼び方ですみません。)には本当に感謝です。先生、いつまでもお元気で。Forever Young!