気温、上昇中。

本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

いやはや、今日も暑いです。快晴なのはうれしいのですが、暑さの方はどうも・・・。 この時期でこれでは、真夏になると・・・、先が思いやられます。
多分、今年も猛暑なのでしょうね。

昨日と同様、今日もかなりの重量の本をさげて、寺町四条から店まで歩く。まだ大汗ということはないが、けっこう汗ばむ。僕の人生同様!、あまり陽の当たらない店の中は、外に比べれば暑さは控えめだ。しばらくは、換気扇を回しておく。昨日も、午後からお客様がいらっしゃる時は、さすがにクーラーをつけたが、一人の時は極力、我慢する。(この時期では当然ですが。) 

今のところ、終日は大半は一人の時間だ。商売である以上、これは最大の問題点で、一刻も早く、現状を打破しなければならない。常にクーラーをフル稼働させるぐらい、お客様にご来店いただけるようにならなければ。そうなれば、電気代の事も、多少は気にしなくてよくなるだろう。 (もちろん、どうであれ節電は必要ですが。)
まだクーラー云々の時期ではないかもしれないが、お客様をお迎えする店舗である以上、今後はより注意が必要だろう。 (いくら滞在時間が3分くらいで済む場合もある店といえどもね。)

今日も、ますます暑くなりそうな1日ではありますが、よろしければ、ちょっとした陽よけがわりにでも?お立ち寄りくださいませ。よろしくお願いいたします。

さて、昨日もお暑いなか、お立ち寄り頂きました皆様、ありがとうございました。

通りかかって見つけて頂いた方、お店さんでご紹介頂いた方、何度もお越し頂いている方、古書通信の記事をご覧頂いての方、月1度くらい大阪から京都にお越しの際、お立ち寄り頂いている方、そして、営業開始から何度もお越し頂いて、(先日の長岡天神一箱古本市にもお越し頂きました。) 面白い、楽しいお話を聞かせて頂いてますマサキングさん、皆様、御礼申し上げます。

マサキングさんのお話のなかで、「娘さんの学校の校外学習で、京都の名所など数か所を巡ることになり、その計画のなかに、(ほかの名だたる名跡に加え) 無謀にも!当ヨゾラ舎を加えて頂き、先生に不審がられ (まあ、当然の反応だとは思いますが) 残念ながら、あえなくボツになった。(これも至極、当然ではありますが。)」という話には、爆笑しました。マサキングさん、いつも応援して頂き、本当にありがとうございます。でも、無理はなさらないように。しかし、ありえないですが、もし奇蹟的に実現していたら、楽しかっただろうな。(もちろん、生徒たちがでなく、僕がですが。当店は大歓迎ですが、おそらく生徒たちには何の役にもたたなかったでしょうね。まあ、こんなダメな大人もいて、悲惨な生活もあるという事を知ることはできたと思いますが・・・。-店の知名度をあげて、いつか実現するように頑張ってみるのもいいかもね。ただの夢想です。- )

昨日は、手持ちした本を出しきれなかった。今日持ってきた本もあわせて、どんどん出していこう。でも情けない話ですが、売れてる数が少ないので、棚はかなり埋まってきている。

棚にも生活にも余裕のないヨゾラ舎であります。

ずっと気になっていた、新作映画と新刊書籍の事をすこし。

明日、5/30(金)から全国のTOHOシネマズ(京都は二条)で公開される、コーエン兄弟の最新作「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男のうた」

数々の優れた作品を発表してきた、あのコーエン兄弟の新作というだけでも期待でき、前評判も高いこの作品、音楽ファンや猫好きの方にも必見のものとなっているようです。 実在したフォークシンガーをモデルにし、インスパイアされたストーリーで、とにかく心に苦悩や葛藤を抱えつつ、左手にギター、右手に猫を抱えて街を歩き、旅する姿はあまりにカッコ良すぎます!。そして、猫、可愛すぎます!(ちょっと軽薄すぎるコメントですみません。もちろん、そんなうわべだけの映画ではありません。)

詳しい内容などは下記の公式Webサイトをご覧くださいませ。
[http://www.insidellewyndavis.jp/intl/ja/trailer/

そして、映画のモデルになったのは、あのデイヴ・ヴァン・ロンク。
「あの」と言われても、おそらくは「どの?」と言われる方も多いかと思いますが、(特に日本では。) 60年代のニューヨークはグリニッチ・ヴィレッジを中心とする。フォーク・シーンを語る時には、絶対に欠かすことはできないシンガーであり、ギターの名手です。特にボブ・ディランが憧れ、影響をうけていることは、よく知られています。その、ロンクさんの回想録が映画の公開に先立ち、発売されています。

「グリニッチ・ヴィレッジにフォークが響いていた頃 デイヴ・ヴァン・ロンク回想録/デイヴ・ヴァン・ロンク&イライジャ・ウォルド、真崎義博訳」(早川書房

当時のグリニッチ・ヴィレッジを中心としたフォーク・シーンなどの様子が読みとれる、(特にアメリカのフォークやルーツ・ミュージック・ファンには) とても興味深い内容です。関わった多くのミュージシャンたちも実名で登場し、当事者ならではの視点で当時の事が書かれています。税込2700円と少々、高めではありますが、価値のある1冊です。 (それにしても、もし上記の映画がなくても、翻訳で出てたのだろうか?市場から消えないうちに買っておかなければ・・・。)

映画、書籍ともご興味をある方は是非是非、どうぞ。