「下鴨納涼古本まつり」スタート。

本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

今日は早朝に雨が。午前10時前の今は降っていませんが、ベタ曇りで今にも雨が落ちてきそうです。(そして、暑さはやや控えめとは言え、蒸し蒸ししています。)

まもなく昨日から1日順延となった、下鴨神社糺の森での「下鴨納涼古本まつり」の初日がスタートします。(10時から)このあとのお天気・雨が心配ですが、なんとか降らずに持ちこたえてほしいものです。(午後からは大丈夫なようですが、油断できませんね。)朝から行かれている古本好きの皆様、どうかお楽しみ下さいませ。
(8/16の土曜日までの開催です。)

ヨゾラ舎は今日から、また新たな週のスタートです。今日はいつも通り営業させて頂いておりますので、下鴨のお帰りなどで、もしも余力が残っておられましたら、よろしければお立ち寄り頂き、(本当にすぐに見終えることのできる小さな店ですので)、さっとご覧いただければと思います。皆様、今日も、そして今週もよろしくお願いいたします。

(ご好評頂いております、−いやいやー ヨゾ松の小噺は今しばらくお待ちくださいませ。)


※明日、営業時間変更のお知らせ

 明日、8/13(水)は都合により
14時30分から(19時まで)の営業にさせて頂きます。

 ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

さて、猛威をふるった台風から一夜明け、ようやく天気も落ち着いてきた昨日だが、その台風(がもたらしたビルへ雨水漏れや対処)に気をつかった事もあり、朝から少しばかり疲れが残っていた。

下鴨の「納涼古本まつり」が1日順延になったため、当初の予定を変更する。少し遅めに起き、正午にアパートを出る。四条烏丸の銀行に寄った後、いつもの出勤時と同じコースを歩き(街中はすでに大勢の人出だった。)、HiFiCAFEさんにたどり着き、昼食とコーヒーを。マスターとしばらくお話した後、左京区行脚?に。

もちろん、下鴨に行ったわけではなく、まずは善行堂さんに。岡崎武志さんはすでに出られていましたが(お話できずに少し残念。)、善行堂さんと来店されてマサキングさんとあれこれお話。その後、歩いて百万遍界隈まで行き、ご無沙汰してしまっていた星と蝙蝠さんへ。こちらでも店主さんと、またも色々とお話させて頂きました。(長時間すみません。)昨日のブログでも、ちょっと一席書かせて頂きましたが、この後、またもこのご両店の様子をヨゾ松からご報告させて頂きます。(ご両店様、今日もネタにさせて頂きます。重ね重ねすみません。)

それにしても、昨日は「下鴨納涼古本まつり」は順延ななっていたとはいえ、結構間際に順延が決まったこともあり、やはり知らずに行かれた方もおられたようで(順延はいたしかたのない事ですが、ご遠方からの方やスケジュールの関係やお仕事のご都合で昨日しか行くチャンスがない方、行く事の出来ない方は、やはりショックだったと思います。(さぞかし残念でしたでしょうが、あの台風の状況では、こればかりは・・・。)

反面、その下鴨に来られていた方が帰りに、近場の古本屋さん、京都の古本屋さんにに立ち寄れていたようです。そんな中、予定通り定休日で店を休んだ僕って・・・。ただでさえジリ貧状態が続き、窮地に陥っているというのに、まったく、つくづく商売感がないというか、貪欲さがないというか、危機感が薄いというか・・・。ひっきりなしにお客さんが訪れていた先のご両店の状況を目の当たりにして(僕から見れば、昨日のご両店は充分そう見えました。ーでも、このご両店は何も昨日に限ったことではなく、いつもこうなのかもかもしれません。何せ良いお店さんです。)、さすがの暢気者の僕も焦ったり、落ち込んだりでした。(といっても、もうどうしようもなかったのですが。)

星と蝙蝠さんで、次々とお客さんがいらっしゃるなか、(つくづくうらやましい限りです。−ええい、意地ましいな!−)迷惑顧みず長々と話し込んでしまったため(本当にすみません。)、時間がおしてきた。(とことん勝手な奴です。)迷うことなく近場のハイライト食堂で夕食。歩いて出町柳まで行き、京阪で三条まで戻る。

もうすっかり夜になっていたが、三条界隈はじめ繁華街はどこも、夏休みとお盆休みが重なっていることもあり、ますます大勢の人で溢れかえっていた。(残念ながら中止になってしまいましたが)宇治川の花火大会が予定されていたためか、浴衣姿のカップルや女性グループが目立つ。

そんな華やかな状況にまるで無縁な僕は、通りを抜け、百均に寄ってから四条河原町のOPAに。タワレコでいつもの月より早く入荷していた「レコードコレクターズ」誌を購入。(特集は女性アイドル!か。微妙だなあ・・・。まあ、特集より連載読みたさに買ってるようなものだからな。)

そして、階下の「ブ」には昨日は寄るつもりはなかっのだが、つい寄ってしまう。
(入口付近で古書柳さんと出会い、ご挨拶と少しお話を。) 今やほとんど期待していない「ブ」だが昨日は久々に、1冊だがまずまずのものが見つかる。しかし元の定価の3倍ちかい値段がついている。(と言っても元の定価は250円だが。) 本来は「ブ」でこんな(定価以上の)プレミア価格で買うのは不本意で、少し悔しくもあるが購いきれず買ってしまう。

しかし、この本というか雑誌なのですが、今日、店でよく見てみると数ヵ所に書き込みがあったり丸印がつけてあったりした。昨日一応買う前にチェックしたつもりだったのだが。ちょっとガックリ、トホホである、買う前に書き込みなどを見つけて、店員さんに言えばかなり安くなったかもしれない。実際、以前そうしてもらったことがある。勿論不正はなしですよ。

この数ヵ所の書き込み、ほとんどが鉛筆書きなので消せるのだが、表紙裏の目次にはボールペンで書き込まれている。そして、その文面がまた何というか、かなり恥ずかしい赤面ものなのだ。(おじさんには照れくさくて、ここに書き写すことが出来ません。悪しからず。) 男性が彼女(か想いをよせるひと)にあてて書いたものと思われるが、おそらくこの雑誌の内容からして、書き込んで彼女にプレゼントしたものではなく、ただただ自分の想いを綴ったものだろう。そして雑誌の発行年から考えると僕より年上の男性だと思われる。(当時は20才位だったのだろうか。)
ともかく書いた本人はいたって大真面目だったに違いないが、傍目にはかなりクサい科白が羅列されている。今どきの若者はまず書かない(書けない)ような文面だ。もし書いたとしたら、今なら「キモい!」、「ウザい!」などバッシングの嵐で、即ネット上で晒し者になるかもしれない。(実際少しばかり気持ち悪い。ナルちゃんかも。) まあ、いずれせよ、ちょっと面白いのでしばらく楽しめるかとも思ったが、人の純情(なんだろう多分。)を笑うのはあまり趣味がよくないので、ほどほどにしておこう。(って僕は一体なんでこんなことを延々書いているのだろう。こっちの方がおかしいかも・・・。)

いかん、だいぶん時間とスペースをとってしまった。このあと、まだヨゾ松の一席が残ってるというのに。脱線するにもほどがあるな。

(まだ昨日の話です。) OPAを出たあと、Hちゃんと電話で色々話し、マックに入りブログの更新をする。昨日はブログの最終更新は23時を過ぎていた。

しかし今日はすでに23時45分を過ぎている。(昼間訳あってほとんど更新出来なかった。) しかも、もうなんだか時系列もおかしくなってきている。はやく終わらせなければ。深夜までやってると締切が迫り、原稿を落としかけてる作家先生のように?焦ってきた。(そして疲れてきた。)

と言うことで、今日も色々なことがあったり、古本まつりの事にももう少し触れたかったのですが、勝手ではありますがすべて割愛させて頂きます。(誰も全く困らない。) また明日にでも。

では、たいへん長らくお待たせいたしました。今日は最後に少しばかりお付き合い願いまず。

「これこれ、ヨゾ松。ちょっとこっち来なはれ。」
「へい、だんはん、何でっしゃろ。わたい、もう寝る時間なんでっけど。」
「なに、時間はとらさへんがな。」
「頼んまっせ。明日は朝早よから浪花へ出張でんねん。ヨゾラ舎のブログのように無駄に長いの勘弁しておくれやっしゃ。」
「(こやつ失礼な、)ああ、わかっとる。すぐすむこっちゃ。」 
「頼んまっせ。(ここまででも十分無駄やけど。)」
「ところで、おまはん、昨日善光寺詣り、いや違た善行堂さんと星と蝙蝠さんへ行ったんやったな。」
「なんや、昨日のことでっかいな、昨日言うたかて、もう今日も日が替わってしもたさかい、一昨日でんがな。」
「いらんこと言わんでよろし。ますます長ごなるで。」
「すんまへん。ええ、二つのお店さんにお邪魔いたしやした。」
「で、どうやった、」
「どうやった言うても、善行堂さんは文庫と新書用の新しいきれーな棚が来てやって、随分と見やすうなってましたで。うちの棚と違て、ええ木使てはりましたわ。」
「そやからいらんことはええねん、ほてから。」 
「相変わらず買い取りも多いみたいで、面白そうな本や雑誌が山積みでしたわ。お客さんも多て繁盛してはりましたわ。」
「そうか。さすがやな。ほいで星と蝙蝠さんはどないや。」
「蝙蝠さんもよう頑張ってはりますわ。買い取りもあるようやし、昨日はお客さんも次から次へと来てはりましたわ。これもうちとはえらい違いでんな。色々言うてはりますけど、ホンマは相当儲けてはるんちゃいまっか。」
「そやからイチイチうちのことはええんや。そうか、両方のお店さんともきばってはるんやなぁ。」
「へえ、そうでんな。うちと違て・・・。」 
「まだ言うか!そやけどうちももっとしっかりやらなあかんな。ところで、おまはんに任せてあるwebサイトやネットショップ、それにレコードの搬入、あれ、どうなっとるんや?進んどるんやろな?」
「え〜っと、だんはん、わて明日いやもう今日や、朝早よから浪花に出張やし、もう寝なあきまへんねん。」
「それ、さっき聞いてわかってるがな。色々と進んでるんかって聞いとるだけや。」
「うーん、進んでる言うたら進んでるし、進んでない言うたら進んでないし。」
「どっちやねん。はっきりせんかい、」
「せやかて、だんはん、うち古本屋ゆうたら古本屋やし、中古CD屋言うたら中古CD屋やし、立ち位置自体がはっきりしてまへんやろ。」
「屁理屈を言いな。」
「何でっか、屁が理屈言うんでっか?」(一応常套句なのでいれておきました。)
「やかましわい。うちは両方なんや。都合のええ方使い分けたらええんや。」 

どっちもどっちのだんはんとヨゾ松のどっちつかずの話は延々と続くのでありました。
(すみません、ここまで引っ張って長引かせて、結局今回もオチらしいオチが考えられませんでした!物凄く時間かけて何やってるんやろ・・・。それにしても、このなんちゃって落語調、結構入力疲れるなぁ。-誰に頼まれたわけでもないのに、もう止めときなはれ-)

なお、上記のお噺中、一部、ヨゾ松の想像・妄想も含まれております。何卒ご理解とご了承賜りますようお願い申し上げます。また、善行堂さん、星と蝙蝠さんいつもいつもありがとうございます。心より御礼申し上げます。

「では、これにて失礼いたします。」 (強制終了)