またも雨。

本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

先ほどまで、今にも雨が降りそうな曇天でしたが、午前10時を過ぎた現在、ついに降りだしました。今日も下鴨神社糺の森では「下鴨納涼古本まつり」が開かれていますが、ちょっと残念なお天気になっています。早く回復するとよいのですが。

当店にとっては、週のうちもっとも厳しい「魔の木曜日」にこの雨・・・。

湿度も高く不快なお天気のなかですが、もしも、ご用事やお盆休み中のお買い物などでお出かけになられ、お近くまでお越しの際には、よろしければ、涼みがてらにでもお立ち寄り下さいませ。今日も皆様のご来店お待ちいたしております。よろしくお願いいたします。

昨日は、都合で誠に勝手ながら14時30分からの開店とさせて頂きましたが、その開店直後にお越し頂きました方はじめ、ご来店頂きました皆様、ありがとうございました。

唐突ですが、今日は早めに一席お付き合い願います。

「おや、だんはん、元気おまへんな。どないかしはったんでっか?」
「ああ、ヨゾ松か。どないもこないも、昨日もえらいヒマやったな。お客さんほとんど来やはらへんかったな。世間は盆休みや夏休みで、どこもえらい賑おうてたのにな。」
「へえ、そうでんな。それで落ち込んではりまんのか。けど、昨日に限らずウチが暇なんはいつものことでっしゃろ。」
「そらそうやけど、ここのところ特にな。」
「散々でんな。絶不調でんな。窮地でんな。」
「そない色々言わんでもええやろ。けど、なんとかせなあかんな。このままやとおまはんの給金も出せへんがな。」
「え〜、そら殺生でんがな。わて毎日、鼻水垂らしていっしょ懸命奉公してまんのに。」
「汚いな!それ言うなら汗水流してやろ。鼻水なんか垂らしていらんわ!」
「冗談でんがな、だんはん。ガキやあるまいし。鼻水なんか垂ら、おっと、〈ズルー〉」
「垂らしとるやないか!はよ拭きなはれ。〈ズズズ〜〉ああ、すすってまいよった。どこがガキやあらへんしや。」
「すんまへん。」
「それにな、どこがいっしょ懸命や。おまはん、よう店でうとうとしたり、寝てたりしてるやろ。」
「ええ、まあ、ぼつぼつ。」
「ぼつぼつやあらへんで。お客さんに起こされたり、善行堂はんに見られたり。ほんま、恥ずかしいやっちゃなぁ。」
「へえ、気ぃつけまっさ。見つからんようにしまっさ。」
「いや、そう言うことやのうて・・・。まあ、それはともかく、店、はやらすのに何かええ考えないか。」
「そうでんな。急に言われてもあれやけど。そや、昨日買うてきたカニ缶やら松前漬け売りまひょか。」(よろしければ昨日の拙ブログ、ご参照下さいませ。)
「まだ言うとんのかいな。それにあれ、ほとんど昨日の晩に食てしもたやないか。」
「そうどしたな。旨かった。」
「旨かったやあらへんで。あの分は給金から引いとくさかいにな。」
「え〜、堪忍しとくれやっしゃ。ただでさえ、スズメの涙やのに、このうえ・・・」
「スズメの涙で悪かったな。」
「あっ、そや、こんなんどうでっか。」
「何や、言うてみ。」
「ちょうど今、夏でっしゃろ。よう『京都魔界ツアー』みたいなちと怖いのんしてますわな。」
「ああ、そう言や、夏には怖いもんがつきもんやな。けど、それとウチとどう関係あるねん。」
「よう聞いておくれやっしゃ。ウチは世間から見たらちょっと魔界や異界みたいですわな。そやから、ウチもそないなツアー企画して、コースに組み込んで店に案内するんですわ。どうどす。いけそうでっしゃろ?ここが地獄の一丁目言うて。」
「どこが地獄の一丁目や。縁起でもないこと言いなや、盆の最中に。それにどこが魔界や。どこが異界や。ご近所さんに怒られるで。」
「あきまへんか。いける思たのに。そや、ちょっとブレイクしかかってる『ヨゾ松グッズ』作って売り出すゆうのはどうどす。スマホ・ホルダーにトートバッグ、それから・・・。」
「あかん、あかん。この世のどこでヨゾ松がブレイクしかかっとんねん。ええ。」
「えっと、『ヨゾラ舎通信』周辺で。」
「アホか、『ヨゾラ舎通信』ておまはんとわしと二人だけやろ!(正確には一人)」
「ほんま、碌なこと言わへんな。おまはんに聞いたんが間違いやった。」
「そないに言わんでも。急に聞かれたさかい、なんとか無い知恵しぼって考えたのに。そもそも、だんはん、そんなんわてとかに聞かんともっと自分で考えなあかんのちゃいまっか。こないに長い小噺延々書いて時間無駄にする間あったら、Webサイトやネット通販、ほてからレコードの搬入やらすることなんぼでもありまっしゃろ。人間、地道にやっていかなあきまへんで。」
「(なかなかええこと言うてるけど)おまはんが言いなさんな。。それやるのおまはんの仕事でもあるやろ。そこまでわかってんのやったら、ちゃんとやっとるんやろな?」
「・・・。(グーグー)」
「こら、昼間から寝たふりしなや。」
「果報は寝て待て。」
「ええかげんにしなはれ!」
似たり寄ったりの二人があーでもないこーでもないとまるで生産性のない時間を過ごしているヨゾラ舎の午後であります。(実際はずっと一人です。)

と言うわけで今日も延々と無駄に時間とスペースを使っているわけですが、噺の途中、ヨゾ松も申してますとおり、ピッチをあげてWebやネット通販の準備をやっていかなければあきまへんので(まだヨゾ松のままやで!)、失礼、していかなければいけませんので、今後、このなんちゃって落語調は少しばかり(?)控えめにさせて頂きたいと思います。(もともと誰も頼んでないし、誰もまったく困らんやろ。しかも控えめって?)


午前中に降りだした雨は一応止んでいるが、店はお天気にかかわらず今日も静まりかえっている。昨日、Webサイトの準備段階で独自ドメインの設定のところで少し手間取ってしまった。今日も引き続きパソコンと格闘する破目になるのか。(まあ、大したことではないのですが、なにぶんよくわからない用語が多いので・・・。)

地道にやるのが何よりです。