晴れてきました!

本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

今日はまた雨かと思っていたのですが、なんのなんの、雲の間から徐々に陽が射してきて、午前10時前の現在、青空が広がりつつあります。まだまだ、変わりやすいお天気の毎日で油断は禁物ですが、今日はこの後も(そして明日も)、晴れが続き、春らしい穏やかな気候となりそうです。今日は(色々な面で)よい一日となってほしいものです。

皆様、週末を迎え、何かと慌ただしいかと存じますが、青空の下、何かのご所用でのお出かけ時に、または、散策などの道中に、もしも、お近くまでお越しになられましたら、よろしければ、少しばかりでもお立ち寄りくださいませ。本日もよろしくお願いいたします。


昨日は、陽射しと晴天は長続きせず、午後からはずっと曇り空。何とか雨にはなりませんでしたが、爽やかな春の一日というわけにはいきませんでした。店もお天気の如く、翳りゆくばかり・・・。相も変わらず、沈黙と静寂の時が大半でした。

そんななか週半ばの平日にもかかわらず、ご来店いただきました皆様、ありがとうございました。

まずは開店直後、窮地のヨゾラ舎を救うべく、古書会館での大市の帰りにお立ち寄りいただきました善行堂さん。いつも何かとお助けいただいておりますが、昨日も励ましのお言葉やアドヴァイスをいただき、ジャズのレコードもご覧いただいたりと、大いに助けていただきました。その後、昼すぎに、これまでにも何度もご来店いただいております、本のお好きな方が。(本の達人の方とお見受けしております。)そして、以前にもお越しいただいておりました女性の方に、HiFi Cafeさんに寄られた後に再訪していただきました。本、写真、映画、そして音楽もお好きな方で、様々なイベント(みやこめっせ古書即売会はじめ古本まつりのことなど。さらに5月のレコまつも楽しみにされておりました。)のお話などを色々と。

すっきりしないお天気のなか、昨日も皆様のご来店により、救われましたヨゾラ舎でした。あらためて御礼申しあげます。

しかし、天候がイマイチな日々が続いているとは言え、もう4月も半ばを過ぎ、季節は春の真っ只中。そんななかにあって、当ヨゾラ舎には本格的な春の訪れる気配も、欠片もなく、おおよそ春とはほど遠い、穏やかならぬ状況が続いている。ひとえに自分の不徳の致すところですが、こんな当店にでも、ご来店いただき、何かとご支援、ご協力いただいてます方々に、少しでも喜んでいただき、また報いるようにしなければと思いはすれど、まだまだ、そんな春の日は先のことなのか。早く、この窮地から脱出し、日々、良いご報告をさせていただきたいのですが・・・。

一人で棚に商品を差しながら、つらつらと思ううちに閉店時間に。店を出た後は、昨日とほぼ変わらぬコースを辿り(もうコピペするまでもないので省略しよう。)、帰宅。

(新刊で高田渡さんの若き日の日記本が出ており、これはさすがに面白そうだったが、いかんせん税込2700円は今の僕にはとてもではないが、おいそれと手が出せるものではない。このところ、気になる新刊、新譜が多く、また今後の出るもの中にも手に入れたいものはたくさんあるのだが、現状では全く無理だ。もうすぐ、みやこめっせの古書大即売会もあるし、やはり、自分のためにも稼ぐしかないな・・・。)

今日は、その後も穏やかなお天気が続いています。「あまりお天気が良すぎても、店は?」という(贅沢な)パラドックス的なジンクスを(これは当店だけですか?)打ち破りたいものだが、今のところ、ジンクスは生きている。

皆様、今日は外出されるのにも、町歩きにも良い気候となっております。ヨゾラ舎、このあとも19時まで営業いたしておりますので、よろしければ、ちょっと寄り道していただいて、ご来店いただければと思います。お待ちいたしております。


明日から開催されます「KYOTOGRAPHIE 2015 京都国際写真祭」の写真展の一つとして、「A Visionof of Jazz:フランシス・ウルフとブルーノート・レコード」が始まります。

 ジャズ屈指の名門レーベル、ブルーノートの数多くの名盤のジャケットに使用されたフランシス・ウルフの写真のアーカイブです。1950〜60年代の黄金期の作品を中心に、デザイナーのリード・マイルスの作品も含め、展示されるようで、日本では初公開となるそうです。それに伴うイベントも各種開催されます。なんと4月18日と19日はブルーノートの特別コンサルタントで多くの音源発掘と再発に携わってきたMOSIC RECORDのマイケル・カスクーナ氏(16年ぶりの来日だそうです。)と音楽プロデューサーの行方均氏のトークショーも行われます。(絶対、興味深い、すごい話が聞けると思います、いっ、行きたい!!!)

ブルーノートサウンド同様、ビジュアル面でも最高の作品が展示されるはずでジャズ・ファンはもとより、普段あまりジャズを耳にする機会がない方でも、この写真展は十二分に楽しめると思います。

 会期、会場他、詳しくはこちらをご参照くださいませ。
http://www.kyotographie.jp/portfolio/francis_wolff
http://popscene.jp/foundit/028358.html

そこで、今日はまたも大判のこんなものを。


(表紙はコルトレーンじゃなく、ハンク・モブレー。シブい。)

「The Blue Note Years/The Jazz Photography of Francis Wolff」Micheal Casucuna etc RIZZOLI INTERNATIONAL PUBLICATIONS 1995年刊 写真集 洋書

 縦36cm×横28.5cm 203頁 これまた重量級の一冊です。
ブルーノートに録音を残した名だたるジャズメンの姿が最高のカメラワークで捉えられています。全編モノクロ。とにかく、もう、どの写真もあまりにカッコよすぎです。そのスタイリッシュなジャズメン達の出で立ちには、ただただ魅了されるばかりです。これらの写真やレコード・ジャケットはこれまでにも結構数多くの場で紹介されており、書籍化もされていますが、個人的には、この写真集はそのなかでも最高峰だと思います。

今なお世界中のジャズファンを魅了してやまない1950〜60年代のブルーノートのレコードはその音楽とともに、秀でたジャケットのデザイン、写真も大きな魅力の一つとなっており、この写真集に収められた数々の写真はその魅力をあますことなく伝えています。(上記の写真展では、これらのオリジナル・プリントが見られるかも?) 

この写真集はジャズ・ファンはもとより、写真好きの方、50年代から60年代のファッションに興味をお持ちの方はじめ、幅広い層の方々にもお楽しみいただけるのでは。(そして、ぜひともブルーノートの音楽もお聴きいただきたいと思います。)

かなりデカいし、当店での販売価格も重量級(!)な一冊ですが、お薦めです。(なお2005年に新版が出ているようですが、amazonなどでは、なかなかのお値段となってます。)


(こちらはエリック・ドルフィー。カッコいい!右はドルフィーケニー・ドーハム。)