月末の慌ただしいなかですが。

本日、ヨゾラ舎、11:00〜19:00まで営業いたします。

今日も朝から曇りがちで、強力な陽射しは雲に遮られています。昨日より幾分暑さも控えめのようですが、室内ではかなり蒸し暑さが感じられます。この後、お天気は回復し、晴れてくるようです。気温は一時30℃くらいまでは上がるようですが、真夏日とまではいかないようです。少しでも快適な気候であってほしいと思います。

月末で、特にお仕事でお忙しいかと存じますが、皆様、もしも何かのご都合でお出かけになられた際に、お近くまでお越しになられましたら、よろしければ、少しばかりでもお立ち寄りいただき、本やCD、レコードなどご覧いただきながら、ほんのひと時でもごゆるりとお過ごしくださいませ。本日もよろしくお願いいたします。


昨日は、快晴でもなくベタ曇りでもなく、何だかすっきりとしないお天気に終始しました。強烈な陽射しはなく、風が少しはあったためか、一昨日ほどの暑さはなかったものの、どんよりとしていた分、蒸し暑さを感じた一日でした。

そんなやや冴えないお天気のなか、店は一向に谷間から抜け出せる片鱗さえなく、それどころか今月一番の冷え込み!?となってしまいました。5月最終週、ここにきての連日の落ち込み具合は、ただでさえ日々ギリギリで全く余裕などない当店には大きなダメージとなりました。この週末、何とか少しでも取り返していけるとよいのですが・・・。(取り返していかねば、ですね。ここは。)

そんななかでも、お立ち寄りいただきました皆様方には、心より御礼申しあげます。

以前からずっとお世話になっております、音楽がお好きでビートルズ通の方(昨日は音楽雑誌もお持ちいただきました。)、「京都レコードマップ」片手にお立ち寄りくださった方、ドローイング展を控え、お忙しいなかお立ち寄りいただきました、イラストレーター、ナカガワ暢さんと当店のご近所に事務所を構えておられます方、通りがかりにご来店いただきました方はじめ、皆様、ご来店ありがとうございました。

大半の一人の時間、落ち込んだり、怠けそうになる気持ちを抑え、何とか一定のテンションを?保ちつつ、レコードや本の補充を進めるものの、あまりの閑散さに、つい倦怠感が募る。この負のオーラを吹き飛ばし、負のスパイラルから脱出するためには、もっともっと、がむしゃらにあれこれとやっていくしかないのだろう。じっとしてても、それこそ一銭にもなりはしないのだから。

しかし結局、あっさりと(「なんじゃ、そら!」)、閉店時刻を迎え、速攻で掃除・片づけを終え、(ここだけは素早い!)店を出る。

百均で備品などなどを買い回ったあと、河原町蛸薬師界隈で夕食を済ませ、富小路四条のジュンク堂の四条店へと向かう。

注文してあった雑誌「雲遊天下」(ビレッジプレス刊)の最新号と前号が届いたとのことで、受け取りに行き、ようやく手にする。この雑誌はもう何年もずっと買い続けているのだが、以前はいくつかの店にほぼ毎号入荷していたのだが、このところは入荷したりしなかったりで、今号と前号は全く入荷する様子がなかったので、(しかもネット通販でも在庫状況が不安定だったり、送料がかかったりするため)、今回は書店に注文しておいたのだ。小出版社ということもあるのか入荷まで10日ほどかかったが、無事入手する。特に最新号は高田渡の特集。楽しみだ。毎号の特集や連載などどれも面白く、山川直人先生による表紙絵も素敵なこの雑誌、もっと簡単に入手できると嬉しいのだけど。

その後、四条河原町に戻らず、昨日はさらに歩いて四条烏丸まで行く。途中、東洞院四条のCDショップJ屋の前を通る。京都の老舗の大手のCDショップ(僕の最初の職場だったお店です。)が改装し、1FがCafe&Barとして一昨日、新装オープンしたのを見る。(BFは従来の音楽ソフト販売やイベントスペースに。)夜のBarタイムだったためか、照明がかなり絞られており、店内はかなり暗く、(まあ、ムーディーではありますが。でも手前から見ると営業してないのかと思いました。)どうやら、本などは読めそうにない感じだった。今度、一度モーニング・タイムか昼間に訪ねてみよう。

それにしても、僕が最初このお店に勤め始めたのは、もう、ゆうに30年以上前のこと。もちろん当初はCDやDVDなどなどは影も形もなく、アナログ・レコードとミュージック・テープばかりの「レコード店」だった。あれから、30年以上経ち、場所は同じなものの(僕のいた当時は1F,2Fだったが今は1F,BF。)、その間、何度かの改装を経て今にいたるのだが、長い年月の間に様変わりするのは当然かもしれないし(僕自身も変わった・・・、いや多分、何も成長してないし、だらしない性格は変わらずだし、体力や精神力、気力、記憶力などなどが衰えただけか・・・。)、企業が生き残りをかけて異業種と提携、参入するのもまたよくあることで、それについて他人がとやかく言うことはないが、やはり、時代の流れを感じる。まさに隔世の感がある。

鑑みれば、当初は、まだそれほど大きな責任を負わされていたわけでもなく、好きなレコードに囲まれ(どんな職場にも悲喜こもごもはあったにせよ)、本当に楽しく、幸せな日々だったように思う。ここで様々な音楽と、そして人々と出会った。あの頃、お世話になった方々や一緒に働いていた方々、そして馴染みのお客様方、皆さんは今、一体どこでどうされているのだろう。(時折、劇的な?再会を果たすことはあるのですが。)僕は結構、個々の方々を明確に覚えています。(実はお世話になった当時の店長さん、ー今でもこの会社にご在職中です。ー とは今でも店に出勤途上、ほぼ毎日くらいすれ違い、ご挨拶させていただいております。)当時、ご一緒させていただいた方々がこのブログをご覧になられている可能性はほぼゼロに近いとは思いますが、皆さん、お元気ですか?僕は今でも相変わらず、音楽のソフトや本を売ることにしがみついて、何とか生きています。もし、どこかで店のこと見かけられましたら、そしてお気づきいただけましたら、よろしければ、お訪ねいただければと思います。そして声をかけてやっていただければ幸いです。

僕の商売の言わば原点となったこのお店のこと(そして今は無き店舗 −当時からするとこの会社の店舗数は随分と減ってしまいました。これも時代の流れでしょう。ー)をつらつらと思い、感慨に耽りながら、帰路につく。

帰宅後、シャワーで汗を流し、就寝。


と、過去を感慨深く、振り返ってばかりいるわけにはいかない。午後をとっくに過ぎた現在、店は昨日の谷間中の谷間よりさらに谷間(ややこしいいな!)の閑散の極み。立ちはだかる現実と対峙しなければいけない。過去の甘いノスタルジーに浸るのはほどほどにして、今日を明日を、これからを生き延びるためにやっていかねば。

皆様、今日は月末で何かと慌ただしいかと存じますが、よろしければ、夕方からでも、少しばかりでも覗いてやってくださいませ。

ヨゾラ舎、今後の生き残りをかけてアタフタしつつも、ひたすら皆様のご来店お待ちいたしております。

今日も19時まで営業いたしております。よろしくお願いいたします。


 −お知らせー

当店もいつもお世話になっております、イラストレーター・ナカガワ暢さんのDRAWING展が開催されます。

 「Illastrator ナカガワ暢 DRAWING展」
   
 会場:きらきらひかる (北区上賀茂) 
  
 日時:2015年6月10日(水)〜15日(月)
 11:30〜16:00/17:30〜23:00 (火曜定休)

 要ワン・オーダー

くわしくは→暢気眼鏡の日々をご覧下さい。

また追ってお知らせいたします。